[プレスリリース]認定情報技術者(CITP)制度がIFIP IP3の認定を取得
認定情報技術者®(CITP®)制度がIFIP IP3の認定を取得
一般社団法人情報処理学会(会長:西尾章治郎)が運用している認定情報技術者(略称:CITP)制度は、2018年2月26日、国際的な高度IT人材資格制度の推進組織であるIFIP IP3より、プロフェッショナル資格制度の基準(IP3P)を満たしているとして認定を受けました。情報処理学会は、国際的に認められたCITP制度の普及を促進すると共に、CITPコミュニティの発展を支援していきます。
CITP制度は、ITスキル標準(ITSS)のレベル4以上の情報技術者を対象とする上級資格制度で、2014年度から本運用を開始しました。この制度は、個々の技術者の資格審査を本学会が直接行う方式(個人認証)に加えて、ITSSをベースとした社内資格制度を運用する企業について、資格の水準がCITPと同等であると判断される場合に、その社内資格制度を認定する方式(企業認定)の2本立てで運用しています。現在までに、8つの企業(または企業グループ)の社内資格制度が認定され、また、約7400名の技術者がCITPに認定されました。
CITPに認定された方々によるプロフェッショナルコミュニティでは、定期的な会合が開催され、技術者同士の交流を通じた自律的な質の向上、情報分野における人材育成などを含む様々なプロフェッショナル貢献活動が進められ、情報処理学会の全国大会やソフトウェアジャパン(産業界のITプロフェッショナルを対象としたシンポジウム)などでも、CITPの方々が活動の成果を発表しています。
IP3は、2006年に、IFIPの下に設立された高度IT人材資格制度の推進組織で、国際的な相互資格認証の枠組みを導入するために、資格制度の要件を定めて、各国の資格制度を認定しています。情報処理学会は、CITPをグローバルに通用する資格とすることを目指して、2009年6月に加入し、2010年1月よりIP3の理事を選出しています。IP3の委員長であるMoira de Roche氏は、「IFIP IP3は、情報処理学会のCITP制度が認定されて喜ばしく思います。また、IP3理事会としても、貴学会がこれを達成されたことをお祝いいたします。さらに、貴学会がIP3の認定審査チームのために、関連文書をすべて英訳されたご努力や、質疑応答にも通訳をご準備されたことに謝意を表します。この認定は、非英語圏で初めてのものであり、IP3Pの呼称がグローバルであることを実証しています。」と述べています。
CITP制度の詳細については、情報処理学会の下記のURLをご参照ください。
https://www.ipsj.or.jp/citp.html
認定情報技術者、および、CITPは、情報処理学会の登録商標です。
CITP:Certified IT Professional
IFIP:International Federation for Information Processing(情報処理国際連合)
IP3:International Professional Practice Partnership
IP3P:International Professional Practice Partnership Professional