新査読基準採用のお知らせ

新査読基準採用のお知らせ

論文誌編集委員会


 論文誌編集委員会では、平成10年8月1日受付より、論文の多様な価値に対応した新しい査読基準を採用することとしました。新査読法のポイントは加点方式による査読および新規性と有用性に対する新しい判断基準です。具体的には、評価項目を見直すとともに、いくつかの評価項目のうち、すべてが水準以上であることを採録の条件とはせず、優れている項目があると判断された場合には、採録とする方針で審査いたします。
 会員の皆様のご投稿をお待ちしています。

====査読報告書抜粋=======

(2)査読結果

『原稿の取り扱い』
1. 採録(コメント有、コメント無)
2. 条件付採録
3. 不採録
 減点法ではなく加点法でご査読ください。たとえば、新規性と有用性の内どちらかが高く読者にとって有益と判断される場合、あるいは現時点では有用性の判定が困難で、評価を読者あるいは将来に任せた方がよいと考えられる場合には、採録とする方針でお考えください。

『採否判定理由』(採否にかかわらずご記入ください)
(                                           )

低い(悪い) 高い(良い)
『項目別判定』
a. 新規性 1 ......... 2 ......... 3 ......... 4 ......... 5
 従来提案されていないと判断できる新しいアイデアを提案しているか、既存アイデアを組み合わせたものでも自明ではない新しい利用法を提案しているか、あるいは技術的に新しい知見を与えるデータを提示しているか等の観点からご評価ください。

b. 有用性 1 ......... 2 ......... 3 ......... 4 ......... 5
 提案手法の有用性が性能評価等により示されているか、または製品化、あるいは公開された作品、プロダクト等(ソフトウェア、ハードウェア等)で技術的有効性が客観的に確認されているか、という観点からご評価ください。

c. 正確さ
 1. 採録に足る基準を満す
 2. 採録に足る基準を満さない(2.の場合には、その理由を採録の条件あるいは不採録理由欄にご記入ください)

d. 構成と読みやすさ
 1. 採録に足る基準を満す
 2. 採録に足る基準を満さない(2.の場合には、その理由を採録の条件あるいは不採録理由欄にご記入ください)

e. 本学会との関連
 1. あり
 2. きわめて少ないので、他学会(学会名)への投稿を勧める

低い(悪い) 高い(良い)
『総合評価』 1 ......... 2 ......... 3 ......... 4 ......... 5
 評価が3以上を採録の目安にしてください。この総合評価は論文賞推薦の際にも考慮されます。

『査読者の当該研究分野への関連性』
低い 高い
1 ......... 2 ......... 3 ......... 4 ......... 5

以上
(学会誌39巻5号(1998年5月号)会告より抜粋)