2023年度受賞者

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2023年度情報環境領域功績賞受賞者

情報環境(IE)領域功績賞は,本領域の研究会分野において,優秀な研究・技術開発,人材育成,および研究会・研究会運営に貢献したなど,顕著な功績のあったものに贈呈されます.本賞の選考は,IE領域功績賞表彰規程およびIE領域功績賞受賞者選定手続に基づき,本領域委員会が選定委員会となって行います.本年度は2研究会の主査から推薦された下記2件の功績に対し,本領域委員会(2024年2月28日)で慎重な審議を行い決定しました.表彰状が授与されます.

三浦元喜 君 (ヒューマンコンピュータインタラクション研究会)
[推薦理由]
三浦元喜氏は,会議支援システムconfmanを,HCI研究会が共催するシンポジウムである「インタラクション」において,2009年から継続して運用しており,同シンポジウムの開催における査読プロセスの円滑化・予稿集編集業務の効率化・参加者管理の効率化などに顕著な貢献を為してきた.査読プロセスの円滑化に関しては,投稿論文に対するコンフリクトを考慮した査読委員の割り当てや査読結果の集計,各論文担当査読者間での事前議論,採否判定結果のメール通知によって,PC長の負荷を軽減した.また予稿集編集業務に関しては,採択発表リスト生成時における著者所属表記を統一したり,投稿論文PDF内のタイトル・著者表記と書誌情報との不一致を検出するアルゴリズムを組み込むことによって,出版担当委員による確認および修正を支援してきた.なお,同会議支援システムはSSS2023シンポジウムでも運用され,会議運営に貢献した.
また,三浦元喜氏はインタラクション2009 総務委員長,SSS2023の実行委員長,HCI研究会およびGN研究会幹事や会誌編集委員,論文誌「教育とコンピュータ」編集幹事を務めるなど,IE領域のみならず,情報処理学会や日本の情報処理分野全体の発展に寄与してこられた.
以上の点から,三浦元喜氏は,IE 領域功績賞受賞候補者としてふさわしいと考え,ここに推薦する.
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杉村博 君 (コンシューマ・デバイス&システム研究会)
[推薦理由]
杉村博氏は2017年からCDS研究会運営委員,運営幹事,トランザクション編集委員を務められCDS研究会のメーリングリストやWebサーバ,論文管理システム,共有ツール等の構築や運用管理など含め,研究会およびトランザクションの各種運営や運用に関する業務を担当してきました.また,DICOMOシンポジウムやCOMPSAC,FIT,アプリコンテスト等でも委員を務めるなど,CDS研究会のみならず本会の情報環境領域に関連する活動において多方面でも幅広く貢献してきました.このことから,CDS研究会及び本会を支える様々な活動に関する継続的な貢献は誠に顕著であるため,情報環境功績賞にふさわしいと考え,本賞の候補者として推薦いたします.
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