2018年 IPSJ/ACM Award for Early Career Contributions to Global Research

2018年 IPSJ/ACM Award for Early Career Contributions to Global Researchの表彰


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松原 靖子 君(正会員)

「Research on Analysis of Time-series Data and Nonlinear Dynamic Systems」

2006年お茶の水女子大学理学部情報科学科卒業.2009年同大学院博士前期課程修了.2012年京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻博士後期課程修了.博士(情報学).2012年NTTコミュニケーション科学基礎研究所RA.2013年熊本大学大学院自然科学研究科日本学術振興会特別研究員(PD).2014年より同大学院助教.この間,カーネギーメロン大学客員研究員.2016年12月より国立研究開発法人科学技術振興機構さきがけ研究員.2016年度日本データベース学会上林奨励賞,情報処理学会山下記念研究賞,2017年度電子情報通信学会論文賞受賞.大規模時系列データマイニングに関する研究に従事.ACM,情報処理学会,電子情報通信学会各会員,日本データベース学会理事.

[推薦理由]
松原靖子氏は高度情報化社会において飛躍的に増大している時系列データの解析について優れた研究を行っている.これまでセンサデータやWeb上の情報伝播,疫病の感染など,大規模時系列データの解析にいくつかのモデルを導入し,パターンの抽出,長期予測,またキーワード間の競合関係などさまざまなマイニングや予測を可能にしてきた.同氏の成果は論文の被引用件数の上昇等に見られるように注目されている.また多くの論文を海外研究機関との連名で著し,所属機関において国際共同研究員を務めていることもGlobal Researchの観点で評価された.